趾のこと/6月14日
TREASUREの修理。
足先の中底、アッパー、本底、クレープソールをまとめて縫い付けた。
ちょうど真ん中あたりの水シミがついているところが盛り上がっているのがわかるだろうか。
メタタルザルアーチはハッキリ言って違和感のかたまり。
そのくらい僕らは日常このアーチを使っていないということ。
つまり足趾をつかっていないということ。
草履文化から靴文化への生活様式の変化が原因だと思う。
歩行など動作が加わると、足趾に力が入り、その形状は変化する。
それは当然のことなのだが、足の計測では見落としてしまうことが多い。
上記の話とは逆に、趾をよく使っている人ほど、その傾向は強い。
そしてそのような方は必ずといっていいほどNO HEELを好む。