卒園式後から今日まで預かり保育で通ったけれど
今日が本当に最後の登園。

歩きながら聞司が「僕は３年間で大きくなったぞ！」と最後の日を噛みしめるように叫んだ。
僕は「大きくたくましくなるように、毎日先生が大事なことをたくさん教えてくれたからね。
幼稚園はそういう場所だったんだね。」と聞司に言いながら、そんな当たり前のことのようで
とてもとても難しくそして豊かな教育を３年間頂いていたことに、心の底から解った気がした。
聞司も「そうだね」と元気よく頷いた。
いつになく穏やかで暖かな１日になりそうだった。

聞司を登園後、工房にもどり、１年ぶりに聞司の靴をつくっている。
もう半ば僕の押し売りなんだけど、嫌がるまではつくらせてもらおうと思っている。
聞司は絵が上手い。
雑誌をみながら「こんな靴がいい！」と描いてくれたものを元に
今日は型紙から試作縫製までしてみた。カッコいいブーツができそうな気がする。