石田直さんのCOMMONorigin GRAY/3月13日
染織の石田直さんのCOMMON。
くらしのギャラリーで不定期開催の【足と靴の相談室】にお越しいただきました。
「夏の終わりから約半年間、ほぼ毎日履いています。
これまで何を履いても足に合わず苦労していたけど、COMMONは全然疲れなくてとても快適です。」と
とても嬉しいご感想を頂きました。
今日は2足目のブーツのご注文までいただき、いまから製作するのがとても楽しみ。
【写真 小林聞司】
今日も仁科さん、石川さん、岡本さんら素敵な大人たちに混ざらせて頂き
お仕事の隙間でおもしろい話をたくさん聞かせてくれました。
ただただ普通の会話で無駄話だと思われるような時間が
僕にとっては1秒たりとも無駄にしたくないとっても豊かな時間。
もちろん仕事に繋がることや、直接的なアドバイスを頂くこともあるけれど
店主、作家、職人という肩書をいつの間にか忘れてしまう瞬間が好きだ。
今日印象に残っているのは
皆で会話している時に、染織作家の石田さんが靴を気に入ってくれているという流れの中で
石川さんが「同じものづくりをしている方に、気に入ってもらえるのは嬉しいよね。」と言って
僕が「そうなんです。嬉しくて、普段は靴のアピールなんて口にしないのだけど、
もっと知ってほしいという想いが溢れてついついしゃべりすぎてしまうんですよね。」と言うと
石川さんはその心境をすごくわかってくれて
「そうだよね。いつも多弁せず黙することが美。と思っているけれど、そういう時もあるある!」
と共感してくれたことが、ただただ胸が温かくなる、それだけのことだけど
それだけだからこそ、シンプルに、ストレートに、鮮明に記憶の大事な引き出しにしまわれる。
数カ月ぶりに飲んだ久しぶりのコーヒーのせいか
帰りの車の運転でも疲れを感じず、ミスチルの「皮膚呼吸」に身体を震わせながら
気持ちよいドライブを楽しんだ。
皮膚呼吸して 無我夢中で体中に取りいれた
微かな酸素が いまの僕をつくってる そう信じたい