外踝/11月10日

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今日の仕事。
誰でも一度は経験したことがあるのではないだろうか。
履き口に外踝が当たる問題。
SHOEBASEもCOMMON SHOE PLUSになるとその問題と向き合うことになる。
踝がもともと低い人もいれば、歩き癖で当たる人もいる。
僕の印象では後者の方が多いように感じている。

歩き癖によるものだとしたら、
ただ低くすれば良いというものでもない。
外側への荷重が強いのだから、それに応じたカウンターがつくらなければ
靴は歪んでしまうし、足も偏って疲れてしまう。

木型による矯正もできるが
正直大人の体重に長年耐えらえる靴はない。

木型による矯正といっしょに
歩き方を誘導できる底の工夫が必要になる。

ミッドソールであるSHOEBASEでしっかり後足部を捉えて
アウトソールで歩行を矯正する形をつくることで
長年使っても靴をゆがませることなく、
底の摩耗もチェックしながら
歩行の悪い偏りを徐々に少なくさせる。

履いた瞬間、足がよくなることはない。
歩きながら、時間をかけて身体はかわっていく。

身体が変わるということは、己も変わるということ。
己が変わるということは、己などないということ。
己がないとうことは、自由であるということ。