内反小趾/9月6日

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てのひらワークスの定番木型は、
子供木型から派生させたこともあり、小指がまっすぐの足を想定してつくられている。
そのため、内反小趾の調整はその形に添ってつくることが望ましいが
それだけでは足りない。

僕自身が内反小指に悩んでいたから、
その根本的な解決策はよくわかっている。

それは単純だ。普段からしっかり親趾を意識するだけ。
だが常に意識して歩くことは難しい。
そこで第五中足骨骨底までヒールの接地面を延長して
歩行を矯正する。
これによって、歩行の荷重移動が親指に向かうだけでなく
内側アーチの効果も高める作用もある。

そして、ほとんどの靴がそこまでの工夫を凝らしつつも
靴自体がひ弱なために、効果を発揮する前に負けてしまう。

CommonShoes製法は、
まさにここの問題をクリアするためにこの10年間、創意工夫を繰り返してきた。
いまでもまだ足りないこともある。
でも足りないことがわかっている。改良も日々続いている。