【PATAGONIA改】靴のポテンシャル/8月31日 百掌往来メモ
【PATAGONIA】のアンクルストラップを毎回留め外しせずに
サッと履けるようにゴムで輪っかをつくることにしました。
お渡しの時に
「アンクルストラップは補助みたいのもので、留めなくても歩けますよ。」
とお伝えしたのは僕自身で、それは少しくらいはね。というニュアンスだったのですが
まさかお渡ししてからずっとほとんどストラップを留めずに
ワンちゃんの散歩の時も!?気に入ってくれて使ってくれていたと聞いた時は
ほんとに驚きました。
SHOEBASEの踵のホールド力が
その歩行を可能にしていたのだ、とSHOEBASEの擦れた艶をみてわかりました。
靴もその他道具と呼ばれるものは
その使用方法を作る人が決めている。
でも使う人はそれに縛られる必要はない。
使う人には使う人それぞれの暮らしがあり、癖があり、こだわりがあって
その使用方法は十人十色だ。好きなように使えばいい。
こんな使い方もできたとか
あんな使い方もできたなど
僕で言えば、様々な靴のエイジングがあることが、実は心から望んでいることだったりする。
今回は靴が秘めていたポテンシャルに気付かせてくれた。
先日「自分を信じる」と日記に書いたけれど
今日は「他人を信じる」ことのできる人間になろうと思った。
自分を信じれない奴が、他人を信じることはできない。
他人を信じれない奴のつくるモノを信じることはできない。
いやちがうか。
己を信じてつくられたモノはたくさんある。
他を信じてつくられたモノはどうだろうか。
前者は己の範囲を超えることはない。
後者はいろんな世界を旅することができるだろう。
豊かさがある。