久しぶりの【COMMON HIGH】/4月29日
久しぶりの【COMMON HIGH】
雨風食堂あゆこさんへ。
いつもと違うのは、安定感重視したこと、
薄くて接地面の広いソールとローヒール。
グリップ性の高いゴム素材。
切りっぱなし一枚革で形が安定するギリギリの薄さにも挑戦。
COMMON ORIGINの3分の2の厚み。
それにより手で持った印象はとても軽い。(試せないのが残念)
足首の可動を制限するハイカットでも
この厚みとこの質感のオイルレザーなら
さほど抵抗を感じることはないだろう。
(恵子さんが作ってくれたダブルガーゼのシャツ。
切りっぱなしで仕立てた立ち上げ襟がとても心地よかった。
この経験が今回のヒントになりました。)
いつもなら、履き口を補強するのですが
それによって靴の形は保たれても、
足の動きや履き心地には、むしろ逆効果になる。
今回に関しては、靴で足を矯正したいわけじゃない。
足が気持ちよく動ける優しい靴をつくることが目的。
もう前回のような失敗はしたくない。
靴のデザインを決定づける根拠は
つくる側にはない。つかう側にある。