Standard Insole【MICHI(歩道)】/1月13日 百掌往来メモ

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百掌往来 インソール

インソールのほとんどは完成したもの、
足を計測して、その人の今に適したものをつくる。
でも使っていれば形も変わる。
そしてその都度、新調しなければならない。
だってそれは質の低下としてみられるからね。

たしかに間違いではないと思う。
例えば、子どもの運動会。
履きなれてはいるけれど、履き草臥れて弾力のない運動靴よりも
履きなれていないけれど、ゴムの弾力も紐の固定力も強い新しい靴の方がいい。

そのほうが絶対に速く走れる。

例えば、足部骨折した治療用足底装具。
骨折部分に負荷をかけないために、2ミリのアルミ板を叩いてアーチサポートをつくり
体重を載せても、絶対にアーチが凹まないインソールをつくる。
完治するまで形が変わることはNG。

そうでなければ足を労わることができない。

でもこのインソール【MICHI(歩道)】は
速く走ることも、足を労わることも、あまり意識していない。

その形は歩くことで作られる。
歩いた跡が道となるように。

人の歩く道をつくる。
靴をつくるとはそういうことなんだ。
まっすぐ伸びるレールを引くことじゃなくて
一足分の居場所をつくる。
道は一歩一歩の積み重ね。

アントニオ猪木が言っていた。

この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、
踏み出せばその一足が道になり、その一足が道となる。
迷わず行けよ 行けばわかるさ!

いくぞーーーーーーーーーーー!
いちっ!にっ!さんっ!
ダーーーーーーーーーーーーー!

2021.1.13Standard Shoes