昨晩、町田泰彦さんの映画「ハトを、飛ばす」のオンライン上映会に運よく参加することができました。
その後は、監督である町田さんとブックピックオーケストラ川上さんの対談も拝聴できるという
このスペシャルなイベントでした。

一日経って
映画を【みた】というよりも、【眺めていた】というのが正しい印象だと思った。
この映画は対談でも川上さんが新しいジャンルの映画だと指摘していたし
ある人は、映画上映中にジュースを買いに席を離れたと、町田さんは自虐的に言っていたが
なんだかわかる気がしていた。（もちろんその時は監督の前ではいえないけど（笑））
景色を見なくても、その景色から聞こえてくる虫や鳥の声とか、
雪かきするシャベルのシャッとか、
収穫するハサミのカチッとか、
チェーンソーの轟音とか、
お祭りの笛の音とか、
景色の音がとても豊かだった。だから目でハッキリと見る必要なかった。
ボンヤリとこの映画の気配を身体で感じることが正しいこの映画の見方なのかもしれないと思った。
もちろん映像もとても美しい。

今日も、アトリエでこのＢＧＭを流していたが
映画を流してもよいと思った。
明日はそうしてみよう。

多聞の日常は豊かだ。

今日の仕事。