この靴は新1年生の女の子に贈られる。
ご家族の方からのお祝いです。
大切な人への贈り物として
この靴を作らせてもらえたことに心から感謝しています。
この靴を作っている最中、
自分がピノキオのおじいさんになったような
おとぎ話の靴を作っているような、
そんな不思議な感覚に包まれている、とても幸せな気持ちでした。
絵本の中の、靴のように
普通の飾り気のない、なんの変哲も無いモノだけど
時代や場所を関係なく、僕らの暮らしに寄り添って
いつも安心感を与えてくれる、
手の温もりが備わる靴を作りたいなぁとぼんやりと考える一日でした。