【SALAD】のこと4/10月20日

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【SALAD product001】は甲革を表裏逆につかう。

裏面(床面)を表に使うスエードと呼ばれる革はありますが、
スエードはそもそも表面(吟面)がないことがほとんど。それにスエードはクロム鞣し革が一般的。
ヌバックも起毛しているけれど、あれは裏返しではなく、吟面(表面)のバフ加工革。

吟面(表面)を足が触れる内側に、床面(裏面)を靴の顔として外側にするという
前田君の発想は、シューズデザイナーとして10年以上も靴づくりに携わり、
実はそのころから革職人佐藤さんといっしょに試行錯誤して数々の名靴をつくってこられたご経験があるからで
奇抜なことをしようとか、そんな浅い考えではないことは言っておかなくてはならないと思った。

吟面を足に触れるほうへしたのは、
使い手への労りで、一枚革でも履き心地に妥協はしたくなかったからで、
床面を外にしたのは、前田君の好みといってしまえば短絡的に聞こえてしまうけれど
ご自身がこれまで実際にそのような靴を手入れして育ててきた確かな手応えがあるからで
そんな前田君のこだわりの靴づくりは
佐藤さんも僕も新しい挑戦にワクワクしたものでした。

言わずもがな挑戦には失敗はつきもの。。
木型も革もシューベースアウトソールも、それぞれいろんな課題にぶつかってきました。
正直まだまだ上手つくれず、一足一足必死です。

写真左:数か月使用したファーストサンプル
写真右:革に仕上げ加工を施したセカンドサンプル