のびのび小学校入学おめでとう/4月4日

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多聞、のびのび小学校入学おめでとう。
入学式はちょっと緊張してたようだけど
その後の教室の顔合わせではいい顔していたね。他の子もみんないい顔してた。
9人はちょっと少ないかなと思ったけれど
ひとりひとりが個性を気持ちよく表現しているし
それをしっかり受け止める大人がいて、
その明るくて大らかな教室はすごく楽しそうで賑やかだった。
少なくてさみしさなんて微塵も感じなかったよ。

多聞が教室でいろんな友達を過ごしているなか
お父さんたちも、他の保護者の方たちと懇談してきたよ。
大人も同じなんだ。
みんな自分の言葉を持っているけれど、大抵はそれを遮られる世間がある。
言いたいことのいえない雰囲気はとても苦しい。
でもここには世間がない。
ひとりひとり違う環境、異なる過去を持つ人同士は
お互いを尊重し合えると思う。世間体など気にする必要はない。
無理に同意を求める必要もない。みんなに通じなくてもいい。
自分の正直な気持ちを発することさえできれば、それでいい。
みんな違う。それでいい。それが面白い。

日本はきっとこれからゆっくり変わっていくと思う。
豊かな社会をつくるのは、これからの多聞たち。
これからの1日1日が貴重な体験になるよ。きっとなる。間違いない。

理事長先生が今日教えてくれたのは、子どもの寄宿舎生活への考え。
寄宿舎生活は子どもに寂しい思いをさせる、と否定的な考え方もあるけれど
私からみると、寄宿舎生活は、
自分の事をいつでもいつまでも待っていてくれる家族がいることに気付き
深い愛情に気付くことができる、それをこれまでの子供たちをみて、私は確信していると。

子供たちは、週の後半にもなると、あと少しで帰れるとソワソワしてくるらしい。
でもそれは寂しいから帰りたいのではなく、
帰ってくる自分を心底喜んでくれる人がいることが嬉しいから帰りたいのだ。

毎週金曜日、君を会える日が待ち遠しい。
心配していないとは嘘になる。
君が思っている以上に、僕は寂しい。(帰りたいと泣いている多聞の夢をみたよ。。)
僕が思っている以上に、君は逞しい。

2021.4.4家族