自惚れるのも10年早い/3月23日
午前中はお客様の仮合わせでした。
思っていた矯正する作戦が思うようにいかず
再度仮合わせさせてもらうことになりました。
午後は木型の調整をひたすら頑張りましたが、
納得いく仕上がりまではいきませんでした。
ここからまた足の写真と比べながら、細かな違和感を調整していきたいと思います。
また木型の調整だけでなく、靴自体の作り方も
かぶせる方法から包む方法へ変更することで
次の仮靴のイメージを共有することができたことも
今回の仮合わせの大きな成果だったと思います。
ずっと足に合う靴を探してきたお客様。
先ほど、
「今日はお世話になりました。ありがとうございます。
ややこしい足の形ですみません。
すぐに合う靴ができるとは思ってませんので、これからもよろしくお願いします。」
とご丁寧にメールを下さいました。
「足に合う靴」「足にいい靴」
それはひとそれぞれであるにも関わらず
いつの間にか【僕にとっての】という枕詞がついていたようです。
今一度、
目の前の足に合う靴をつくる意識をしっかり持たなくてはと
少し自惚れている自分に言い聞かせた日でした。