おかえりたもん/2月12日

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昨日の続き。納得の形にできました。

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多聞が一週間体験を終え帰宅。
迎えにいったときもハイテンション。帰ってからもハイテンション。
そこに聞司も加わって、ダブルハイテンション。
ちょっとうっとおしいくらいで、感動の再会になるものではないですね。。

のびのびの良いところは「楽しいところ」
悪いところは「疲れるところ」と教えてくれました。
つまり疲れるくらい楽しかったということと捉えていいのかな。

僕は彼を寮に入れて、
生活力を身に付けることだったり、コミュニケーション力を養ってもらおうとか
そういうことも最初は少し考えていたけれど
今はきれいさっぱりその考えは頭からなくなった。
純粋に楽しい子供時代を過ごしてほしいと願っている。
「楽しい」と「疲れる」を繰り返してほしい。

多聞と離れてみて思ったことは
当たり前のことだけど、多聞と僕は違う人間だということ。
これまではずっと同じものを見て、聞いて、食べて、寝てきた。
でももうずっと一緒ではない。
別々の足で歩き、別々の道を進んでいくんだろうと思った。

シュタイナーの「9歳の危機」。
多聞はいとも簡単に楽しい思い出にした。
そしてその姿をみることができて
40歳の親父はどうにかこうにかその壁を超えることが出来た気がする。

僕が見ることやふれることのできない景色のなかを歩く人に
僕は何ができるだろう。何もできない。
でもそれでいいだろう。ただただ楽しみで仕方がない。

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多聞の大好物の母のリンゴのタルトで「おかえり。たもん。」